DISCOGRAPHY >> DAYDREAM

原題:Daydream
邦題:デイドリーム
発売日:1995年9月30日
レーベル:Sony
カタログNO:SRCS 7821

●REVIEW & BACKGROUND
 1995年に発売された、4枚目のオリジナル・アルバムです。しかし"Music Box"とはどこか違うMariah。プロデューサーにはお馴染みWalter Afanasieffを筆頭に、Babyface、Dave Hall、ヒップホップ界のJermaine Dupriを迎えており、路線変更といった感じ。透き通ったヴォーカルのバラードの他、R&Bやヒップホップといった時代の最先端の音楽を作り出したようです。全米では初登場1位を記録し、アメリカだけで1000万枚以上を売り上げています。日本でも240万枚と大健闘。

 デビューから一気にトップ・アーティストの座を得てきましたが、この頃からアーティスト以外の活動も始めていて、ニューヨークで貧困に喘ぐ子供達が職業体験を出来る"Camp Mariah"をスタートさせています。また翌年には予てからの夢であった自身のレーベル"Crave"を設立し、第一弾アーティストとしてAllureをデビューさせました。(数年後、このレーベルはMariahの意志によって無くなりましたが・苦笑)

 この頃からTommy Mottolaの作り上げてきたMariah像と違う方向へ自身歩んでいこうとします。翌年のグラミー賞での自分を「白いドレスを着た哀れな女性」とコメントしたぐらいです。アルバムの最後に収録されている"Looking In"はとても抽象的ですが、自分のことを歌ったのでしょう。

 翌年3月からは日本を皮切りにDaydreamツアーをスタート。東京ドームで3公演の後、ロンドンやパリなど数箇所で終了。日本てなんてラッキーなんでしょう。来日中はゴールドディスク大賞に出演したり、某化粧品メーカーのCMに出演したりしました。

●TRACK LIST
1. Fantasy
2. Underneath The Stars
3. One Sweet Day
4. Open Arms
5. Always Be My Baby
6. I Am Free
7. When I Saw You
8. Long Ago
9. Melt Away
10. Forever
11. Daydream Interlude (Fantasy Sweet Def Mix)
12. Looking In
13. Fantasy Def Club Mix (Bonus Track For Japan Only)

SINGLES FROM THIS ALBUM

FANTASY
邦題:ファンタジー

 Tom Tom Clubの"Genius Of Love"をサンプリングしたファースト・シングルで、"Dreamlover"を手掛けたDave Hallとの共作。Mariahらしい乙女チックな雰囲気は残しつつヒップホップ・テイストを引き出しています。1995年9月30日付け初登場1位を獲得し、その後も連続8週間ナンバーワンの座をキープ。Mariah初の初登場1位の曲となりました。

 Mariah自信が監督を手掛けたミュージック・ビデオでは、ローラーコースターに乗り楽しそうに歌うMariahの姿が印象的。今は亡きラッパーOl' Dirty Bastardを起用したリミックスはMariahも相当お気に入りのようでコンサートの定番です。日本では「なるほど・ザ・ワールド」のエンディング・テーマとして起用されていました。

ONE SWEET DAY
邦題:ワン・スウィート・デイ

 Boyz II Menとのデュエットで大ヒットした名曲。亡くなってしまった大切な人への思いを歌ったバラードで、1995年12月2日付け初登場1位でそのまま年をまたいで16週間(およそ3ヶ月間)連続で全米一位の座に君臨し続けた最大のヒット曲。

 C&CのDavid Coleが亡くなってこの曲のインスピレーションが生まれたとも言われています。一方Boyz II Men側でも亡くなったマネージャーへ向けた歌詞とメロディを考えており、ふたを開けてみてビックリ。同じような内容、ラインで双方それはそれはビックリしたそうです。1996年のグラミー賞確実(6部門ノミネート)といわれ、ステージでBoyz II Menと共にパフォーマンスをしたにもかかわらず全て逃し無冠に終わってしまったといういわく付き。

OPEN ARMS
邦題:オープン・アームズ

 Journeyがかつてヒットさせた曲のリメイク。ヨーロッパとオーストラリアでリリースされました。日本では"One Sweet Day"のB面としてリリース。Mariahヴァージョンはシンプルながらも、オリジナルより色っぽい仕上がり(当然)。

 日本では"One Sweet Day"とのカップリングでリリース。1996年の来日時に出演したゴールドディスク大賞でパフォーマンスし日本全国を沸かせました。Mariahにとって2曲目のスペイン語版"El Amor Que Soñe"もステキです。

ALWAYS BE MY BABY
邦題:オールウェイズ・ビー・マイ・ベイビー

 Jermaine Dupriプロデュース。「どぅるる♪」というコーラスがとてもキャッチーで地味ながらも名曲だというファン多し。1996年4月6日付け2位で初登場し、2週連続で全米一位を獲得。

 今となってはこの時のJermaine Dupriとのコラボレーションは運命的に思えます。この曲のリミックスで後に大親友となるDa Bratとも初共演しています。コンサートの定番曲。会場全体「どぅるる♪」コーラスで盛り上がります。

FOREVER
邦題:フォーエヴァー
(日本盤未発売)

 ヨーロッパとオーストラリアでリリースされた5枚目のシングル。"Vision Of Love"、"And You Don't Remember"、"So Blessed"といったような初期の三連のバラードを思い出させるような仕上がり。当時のお嬢様ルックのMariahにぴったりのバラード。

 ミュージック・ビデオには東京ドーム公演の模様と、来日中に滞在していた某ホテルの庭園でのショットなどが収められています。